
映像を多言語化して海外へ発信したい、社内研修動画に英語字幕を付けたい、展示会で流すPR映像に中国語ナレーションをつけたい――。
こうしたニーズに応えるのが、映像翻訳サービスです。
この記事では、特に字幕翻訳を例に「依頼から納品までの流れ」と「スムーズな進行のためにご用意いただきたい素材」について詳しくご紹介します。
目次
映像翻訳を依頼するタイミングとは?
まず「どのタイミングで翻訳を依頼すればよいか」ですが、最終映像が完成してからであれば、映像の尺にあわせて読み切れる訳文をご提案することが可能です。しかし編集途中の仮映像やコンテのみでも翻訳作業は可能なので、ご希望のスケジュールにあわせてご相談ください。
映像翻訳サービスを依頼する流れ

ここでは、ワイズ・インフィニティの字幕翻訳サービスを例に、一般的な映像翻訳の流れを3つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:お問い合わせ・ヒアリング・発注
まずは、お問い合わせフォームやお電話からご連絡いただき、簡単なご相談内容をお伺いします。その後、メールやオンラインミーティングにて詳細をヒアリングし、以下のような点を確認します。
- 翻訳言語(英語、中国語、韓国語、フランス語など)
- 映像のジャンル(CM、インタビュー、PR動画など)
- 使用目的(配信/イベント上映/社内研修など)
- 納期・ご予算
- 納品形式(字幕データ/映像に焼き付け/動画編集など)
内容が固まり次第、お見積とスケジュールを提示し、正式発注となります。
ステップ2:映像翻訳制作開始
ご支給いただいた映像素材やスクリプト、要望事項に基づいて、映像翻訳を進めていきます。
字幕翻訳の一般的な流れは以下の通りです。
- 音声の聞き起こし(スクリプトがない場合)
- スポッティング(字幕の表示タイミング・文字数の調整)
- 字幕翻訳
- チェック(文法・表現・用語の統一)
- お客様からのフィードバックに応じて修正
言語や映像ジャンルに応じて、適切な翻訳者・チェッカーを選定することで、自然で読みやすく、映像の世界観にマッチした字幕翻訳に仕上げていきます。
また、ご希望に応じて、翻訳済み字幕を実際に映像に焼き付ける「字幕焼き付け」や、テロップの差し替えなどの映像編集も対応可能です。
ステップ3:納品・確認・完了
完成した字幕データや映像ファイルを納品いたします。納品形式は、excelにタイムコードや訳文を記入した字幕リストや、SRTやWebVTTなどの字幕ファイル形式のほか、MP4などの映像に焼き付けた形でのお渡しも可能です。
もし修正のご希望がある場合は、速やかに対応いたします。
内容に問題がなければ、納品完了となります。
映像翻訳を依頼する際にご用意いただきたいもの

映像翻訳は「素材の有無」によって作業工程や納期が大きく変わります。以下の素材があると、よりスムーズに翻訳が進行します。
1. 映像データ
まず必要なのは、翻訳対象の映像です。解像度は高すぎなくても問題ありませんが、音声や画面上の情報が明瞭であることが重要です。コンテのみの場合も対応可能なのでご相談ください。
2. スクリプト(台詞原稿)
ナレーションや会話の台詞が記載されたテキストデータがあれば、聞き起こし作業が不要となり、コストと時間の削減につながります。
ExcelやWord、PDFなど、形式は問いませんが、コピー&ペーストができる状態のデータをご用意ください。
3. 用語集・参考資料(あれば)
自社独自の用語や商品名などがある場合、事前に共有いただけると表記のブレを防ぐことができます。
また、既存の翻訳例や、参考にしてほしいトーンなどもご指定いただけると、よりご要望にあった翻訳にすることができるので大歓迎です。
まとめ:まずはお気軽にご相談ください
映像翻訳は、「誰に向けて」「どう伝えるか」によって適切な翻訳手法が異なります。
まずは素材がすべて揃っていなくても問題ありません。簡単なご相談や概算見積からでも対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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