インタビューを英語で行う必要がある場面において、インタビューや英語に不慣れなどの理由から「うまくできるか不安」と感じてしまう方は少なくないでしょう。もしくは「どう進めればいいのかわからない」と悩む方もいるかもしれません。
今回は、英語のインタビューを実施するまでの流れを解説するとともに、インタビューをスムーズに進めるポイントを紹介します。併せて、英語のインタビューのポイントについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
英語でのインタビューが必要となる場面とは
「英語でのインタビュー」と聞くと、新作映画の発表などで海外の俳優に話を聞く場面や外資系の企業への面接などをイメージする方は少なくないでしょう。
ただ、インタビューが必要となる場面はこれだけではありません。
例えば、企業が実施する英語のインタビューには、以下が挙げられます。
・対談インタビュー
・グループインタビュー
・街頭インタビュー など
対談インタビューは、基本的に1対1の対話形式で話を聞き、相手の意見を引き出すものです。対してグループインタビューは、複数人のグループが進行に従って決められたテーマに関して話し合い、意見交換や情報収集を行います。
街頭インタビューは、街中で対象者をピックアップし、決められたテーマに対して意見を聞き出す方法です。
インタビューを行う目的は、新商品・サービスに関するマーケティング調査や、インタビュー記事の作成、採用活動や企業のPR用の資料および動画作成など多岐にわたります。
【5ステップ】英語のインタビューを実施するまでの基本的な流れ
スムーズなインタビューの実施には、事前準備が重要です。英語のインタビューに慣れていない場合は、特に念入りに備えておくと安心でしょう。
ここでは、英語のインタビューを実施するまでの基本的な流れについて紹介します。
ステップ1.インタビューの形式を決める
まずは、どのような形式でインタビューを進めるかを決めましょう。
前述した対談インタビューやグループインタビューなどから適したものを選択するのと併せて、インタビューの大まかな構成を作っておくのがおすすめです。
インタビューの目的に沿って構成を作っておくことで、相手に何を質問すべきかも明確になります。
ステップ2.取材先を決める
インタビューの形式や構成を決めたら取材先を決め、アポイントを忘れずに取ります。
アポイントの取得は、インタビュー対象が企業や団体であれば公式ホームページの広報欄やお問い合わせフォームなどを利用するのがおすすめです。
インタビューの依頼時は、取材先にインタビューの詳細が伝わるよう多くの情報を記載した依頼文を添えましょう。
自己紹介や企画の概要、インタビューの目的や用途、希望日時(複数案)、担当者の連絡先や謝礼の詳細などを記載すると取材先が検討しやすくなります。
取材先の日程調整を考慮し、希望日時の1~3ヵ月前など余裕を持って依頼しましょう。
ステップ3.取材先の調査
取材先が決まったら、取材対象や関連情報をしっかり調査することが重要です。情報不足でインタビューに臨んでも、的確な質問をすることや話を広げることが難しくなってしまいます。
例えば、取材先が企業であればビジネスの方針やサービス内容、企業理念や製品、業界知識や得意分野などを調査します。
個人の場合は、経歴や現在の活動状況、過去のインタビュー記事やSNSのアカウントなどを調べるとよいでしょう。
ステップ4.質問する内容を練る
調査内容をもとに、質問する内容を練っていきましょう。質問を考える際は、「絶対に聞きたい質問」と「可能であれば聞きたい質問」に分けて項目を整理すると優先順位を付けやすくなります。
また、質問内容は調査内容でわかることをすべて除外してしまうのではなく、事前知識がない人の目線に立って何を疑問に思うかも考えながら取捨選択するとよいでしょう。
ステップ5.インタビュー本番
インタビュー当日は、質問票とメモ、ボイスレコーダーなどの録音機器を用意します。また、インタビューと併せて写真撮影なども行う場合は、撮影用のカメラも持参しましょう。
撮影をカメラマンなどに依頼する場合は、インタビュー場所の状況やカメラ構図などの打ち合わせが必要になります。
英語のインタビューをスムーズに進めるための6つのポイント
次に、英語のインタビューをスムーズに進めるためのポイントについて、6つ挙げて解説します。
挨拶で場の空気を和らげる
インタビューの場面では、インタビューをする側も受ける側も緊張している場合が少なくありません。そのため、朗らかな挨拶で場の空気を和らげるよう心がけましょう。
併せて、スモールトークができると打ち解けやすくなります。
スモールトークとは、インタビューをスムーズに進めるための会話を指します。例えば、天気の話や食事、仕事、休暇の予定など一般的な話題を用いるのがおすすめです。
いきなり質問を始めるのではなく、まずスモールトークで緊張を和らげることで、その後の質問にも答えやすくなります。
インタビューの目的や流れを共有する
インタビューを始める前には、挨拶やスモールトークと併せて、インタビューの目的や大まかな流れなどを取材先に共有しましょう。
例えば、録音や撮影の有無、インタビューの目的や使い道などを伝えておくことが大切です。取材先がインタビューに不慣れな場合、「これから何を聞かれて、何をするのか」と不安を抱いている可能性があります。
事前に流れを共有することで不安を取り除き、リラックスしてインタビューに臨んでもらえるようになるでしょう。
相手の話にしっかり共感を示す
相手の話す内容に共感し理解を示すことは、相手が快く話せるようになり、より考えを引き出しやすくなります。共感を示す際は、適度に相槌を打つのが効果的です。
英語の相槌には、以下のようなフレーズがあります。
・That’s true.(その通りですね)
・I completely agree with you.(全く同感です)
・That makes sense.(なるほど) など
ただし、相槌を打つ際は、不適切な表現やフランクすぎる表現を選ばないよう注意が必要です。かえって相手の気分を害してしまう恐れがあります。
単語から会話を膨らませる
用意した質問だけをするのではなく、相手が回答した単語から話を膨らませるのも重要です。相手の話に対して「Yes」や「OK」など単調な返事のみ返してしまうと、会話が進みにくくなってしまいます。
聞き取った単語をもとに新しい質問を投げかけることで、相手は「話をきちんと聞いてくれている」と感じられ、信頼関係を構築しやすくなります。
信頼関係を築くことができれば、インタビューを通してより良質な情報を得ることにもつながるでしょう。
英語のインタビュー動画を参考にする
英語のインタビューに不慣れな場合は、事前に英語のインタビュー動画を参考にするのがおすすめです。
インタビューの流れはもちろん、前述したスモールトークの内容や相槌のタイミング、どのような単語が出たら注目すべきなのかなどを動画でチェックできます。
また、インタビューに備えて英語のリスニング力を高めたいと考えている場合も、インタビュー動画で実際の会話を聞き取れるように練習するのは効果的な方法です。
通訳サービスを活用するのも手段の一つ
「どうしても英語でのインタビューが難しい」という場合は、通訳サービスを利用するとよいでしょう。プロの通訳に依頼できるため、英語のインタビューをスムーズかつわかりやすく進められます。
通訳サービスを利用する際は、通訳者にインタビューの知識や実績があるかを重視するのがおすすめです。インタビューに精通している通訳者であれば、より質の高い情報を得やすいでしょう。
英語のインタビューを進める際の注意点
ここからは、英語のインタビューを進める際の注意点を2つ紹介します。
感謝の言葉を忘れずに伝える
インタビューの前後は、必ず感謝の言葉を伝えることが大切です。例えば、インタビューのお礼はもちろん、勉強になった旨や「もっと話を聞きたかった」と伝えるのもおすすめです。
インタビューは話を聞いたら終わりではなく、その後も内容の確認作業などで取材先との関係が続く場合があります。
今後も快く協力してもらうためにも、丁寧に感謝を伝えることは欠かせないでしょう。
失礼な言葉を使わないようにする
英語のインタビューは、英語に不慣れな場合は特に細かなニュアンスや意味の違いなどに気付きにくいため、うっかり失礼な表現や言葉を使わないよう注意が必要です。
また、相手の文化についてもきちんと把握しておき、文化的に失礼と捉えられるような表現は避けるように心がけましょう。
加えて、事前調査不足にも注意が必要です。ときに、調べればわかることを聞いてしまう、取材相手を別人と勘違いし質問してしまうなどがインタビューの失敗例として話題になることがあります。
これらの失礼な質問をしないためには、事前調査をしっかり行うことが大切です。
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質の高いインタビューがしたいと考えている方は、ぜひ一度ご検討ください。
まとめ
英語のインタビューでは、英語や相手の文化において失礼な表現を使わないよう心がけつつ、適切なスモールトークや相槌を駆使して相手が話しやすい空気を作ることが大切です。
英語力やインタビューに自信がない場合は、通訳サービスを活用することで質の高いインタビューを行えるためおすすめです。
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